住宅ローン情報

三井住友信託銀行の住宅ローンを繰り上げ返済、団信、保証料まで徹底調査!

調査員くん

住宅ローン業界では、実はかなり人気の三井住友信託銀行。

特に金利の低さが話題ですね。大手行らしいしっかりした対応で、不動産業者からの評判も非常に良い銀行です。

そんな三井住友信託銀行の住宅ローンを、繰り上げ返済団信保証料など詳細を踏み込んで調べてみました!

(テーマ別に項目分けしています。目次に記載されているサブタイトルをクリックすれば該当のテーマに飛びます。)

住宅ローン選びの一材料として、お役立ちできれば幸いです。

三井住友信託銀行の住宅ローンは破格の金利水準!

三井住友信託銀行の住宅ローンの魅力は何と言っても、その金利の低さです!

ここは言わずもがななので、詳細は公式サイトの方をご確認ください。

特に変動金利が強いですね!

>三井住友信託銀行の住宅ローンを公式サイトで確認する

三井住友信託銀行の住宅ローンは、“融資手数料型“と“保証料型“の2タイプがあるゾ!

二択

金利とも関連してくる部分ですが、三井住友信託銀行の住宅ローンでは、手数料の方式が“融資手数料型”“保証料型”の2つから1つを選択する形になっています。

手数料方式の違い
  1. 融資手数料型:借入金額×2.16%
  2. 保証料型:所定の保証料*+32,400円
  • 住宅ローン金利は、融資手数料型の方が保証料型よりも0.05%低い設定。

*保証料は借入金額、借入期間、返済方式によって決定。借入期間35年、元利均等返済の場合、1,000万円あたり206,110円。

田島
田島
“保証料型”が一般的で、“融資手数料型”は主にネット銀行など保証会社を用いない住宅ローンで採用されている方式ですね。三井住友信託銀行では、いずれかの方式を選択できるのが特徴の一つです。

 

具体的な手数料は、一番オーソドックスであろう借入期間35年、元利均等返済で計算すると、それぞれ下表のとおりになります。

三井住友信託銀行 手数料比較

借入金額によってどちらが得かは異なりますが、2つの手数料方式の手数料水準はおおよそ同程度ですね。

三井住友信託銀行の住宅ローンは“融資手数料型”の方が“保証料型”よりも適用金利が0.05%低いので、この条件下では返済総額は“融資手数料型”の方が有利といえます。

田島
田島
たとえば、借入金額3,000万円、借入期間35年、元利均等返済だと、0.05%の金利差は総額で30万円弱の違いになります。

実はあまり知られていない!保証料型の住宅ローンのメリットとは?

支払い総額で比べると、金利が低い分“融資手数料型”の方が有利に映ることが多いですが、実は“保証料型”の方が有利になるケースもあります。

意外と知られていない“保証料型”の住宅ローンのメリットについて、ここでは2点紹介します。

メリット➀:借入期間が短い、または元金均等返済を選択する場合には、保証料水準が低くなる

保証会社の保証付きの住宅ローンでは、返済が滞ったときに保証会社が残債を一時立て替えします。

このときのためのいわば「保険料」が保証料なので、残債が大きいほど保証料の金額は大きくなります。

逆にいうと、残債が小さい見込であれば保証料の金額も小さくなる仕組みとなっているのです。

そうすると、残債の見込をどのように決めているかというところが重要でして…

以下の3項目が計算根拠になっていることをきちんと押さえておきましょう!

保証料の金額を決定する3項目
  1. 借入金額
  2. 借入期間
  3. 返済方式(元利均等返済か、元金均等返済か)

融資手数料型の場合には、借入金額のみが手数料を決める要因でしたが、保証料型の場合には、借入金額はもちろん借入期間返済方式も決定要因になっていることが見落とされやすいポイントです。

<借入期間>が決定要因になっている理由は、期間が短いほど信用コストを低く見積もることができるからです。

<返済方式(元利均等返済or元金均等返済)>が決定要因になっている理由は、元金の返済が速いほど信用コストを低く見積もることができるからです。

審査役
審査役
5,000万円の住宅ローンを35年間、元利均等返済なら、保証料106万円支払ってもらわなきゃ割に合わんな。
でも、早めに回収できるならその分保証料も少なくて構わんよ。

先ほどの比較では、借入期間35年、元利均等返済を前提にしたところ、“融資手数料型”と“保証料型”の手数料に差はほとんどありませんでしたが、借入期間が短かったり、返済方式が元金均等返済の場合には、“保証料型”のみ手数料が小さくなります

 

ー借入期間と返済方式次第で、保証料水準は結構変わるゾ!ー

具体的にどのくらい保証料が変わってくるのかを確認すると、これが結構大きいんです。

三井住友信託銀行の住宅ローン「商品概要説明書」を開くと、こんな保証料テーブル↓が記載されています。

三井住友信託銀行 保証料テーブル

 

まず、借入期間に注目すると、たとえば借入期間20年の場合の保証料は、借入期間35年の場合の保証料のなんと7割程度で済みます!

具体的に計算して確認してみましょう。

<借入金額3,000万円、元利均等返済>で比較すると、借入期間35年と20年の保証料差は173,280円です。

  • 借入期間35年の場合の保証料:650,730円(=206,110円×(3,000万円÷1,000万円)+32,400円)
  • 借入期間20年の場合の保証料:477,450円(=148,300円×(3,000万円÷1,000万円)+32,400円)
  • 金額差:650,730円-477,450円=173,280円

ちなみに、融資手数料型では借入期間に関わらず借入金額が3,000万円のときの手数料は648,000円ですから、もし20年の期間で借りるなら保証料型の方が170,550円(=648,000円-477,450円)安く済ますことができます。

田島
田島
借入期間20年の場合だと、借入金額3,000万円、元利均等返済における0.05%の金利差は総額換算で20万円程度です。繰り上げ返済の影響(後述)を考えるとどちらが得かは際どいところです。

 

また、返済方式によっても、保証料水準の違いは大きいです。

借入期間35年で見ると、返済方式が元金均等返済であれば、元利均等返済の場合の8割程度に保証料を抑えることができます。

田島
田島
元金均等返済の方が元金の返済スピードが速いので、その分保証負担が軽減されるからです。

<借入金額3,000万円、借入期間35年>で比較すると、元利均等返済と元金均等返済の保証料差は127,350円になります。

  • 元利均等返済の場合の手数料:650,730円(=206,110円×(3,000万円÷1,000万円)+32,400円)
  • 元金均等返済の場合の手数料:523,380円(=163,660円×(3,000万円÷1,000万円)+32,400円)
  • 金額差:650,730円-523,380円=127,350円

 

借入期間が短いかつ元金均等返済というケースであれば、融資手数料型よりもかなり手数料を少なく済ませることができますので、金利差が0.05%あっても保証料型を選択した方が得になるかもしれませんね!

メリット➁:繰り上げ返済時に保証料は一部返還される

保証料は住宅ローンの残債見込から算出されるという説明を先ほどしましたが、この見込数値は当初借入条件を基に算出されています。

ところが、借入後に繰り上げ返済をすると、その見込は狂うことになります

繰り上げ返済は、元々の返済予定にはない返済方式だからです。

審査役
審査役
あかん!35年の返済予定で計算してたけど、この繰り上げ返済で実際は34年で完済になる。
これじゃ保証料の取り過ぎだ。。。

ということで…

繰り上げ返済をすると、返済スピードが速くなった分、保証料が返還されます

田島
田島
融資手数料型の場合には、繰り上げ返済をしても当然返戻はありませんので、保証料型ならではのメリットになります。

初めから大きな金額の繰り上げ返済を計画している場合には、返戻保証料のシミュレーションを確認しておくと良いですね(銀行にお願いすれば対応してくれるはずです)。

保証料の支払い方式は、“一括前払い方式”だけでなく“金利上乗せ方式”もある!

“融資手数料型“との比較の観点で、ここまで保証料は一括前払いするものという前提で書いてきましたが、“保証料型”では、借入時には保証取扱手数料32,400円だけを支払い、保証料は住宅ローン金利に乗せて支払うという方式もあります。

具体的には、適用金利が0.2%高くなります。

 

ただ、この0.2%という水準がどうかというと…ちょっと割高感はあります。

繰り上げ返済なしの前提でいうと、総額で一括前払い方式の2倍までは行かないまでも近い水準まで保証料が嵩むことになります。

なので、支払い可能であれば一括前払い方式を僕はお勧めします。

田島
田島
保証料の“金利上乗せ方式”を選ぶのは、手許資金で払えない事情があるときにほぼ限られます。

三井住友信託銀行の住宅ローン手数料は標準的な水準

ちなみに、住宅ローンの借入時の手数料は、金融機関毎の違いはほぼありません

主な都市銀行、ネット銀行の手数料テーブルがこちら↓

金融機関別の手数料テーブル

見事に横一線ですね!笑

三井住友信託銀行の住宅ローンは、融資手数料、保証料ともに可もなく不可もなく標準的な手数料水準です

手数料の比較では、新生銀行とイオン銀行が定額手数料で差別化しようとしていますが、その分金利が高くなる仕組みになっています。

 

手数料についての要点
  • 三井住友信託銀行では、“融資手数料型”と“保証料型”の2タイプから選択が可能
  • いずれのタイプも手数料は他行同水準。
  • 標準的な条件(借入期間35年、元利均等返済)の下では、“融資手数料型”の方が金利が0.05%低いため、総額で比べると有利。
  • “保証料型”の方が得になる可能性があるのは、➀借入期間が短い、②返済方式が元金均等返済、③早期に大きな金額繰り上げ返済を計画している、の3ケースが代表的。

三井住友信託銀行の住宅ローンは繰り上げ返済の方式が特殊!

続きまして、繰り上げ返済について見ていきます!

三井住友信託銀行の住宅ローンは、繰り上げ返済に少しクセがありますので、借入後に頻繁に繰り上げ返済を行う計画であれば特に、その内容をきちんと把握しておきましょう。

  1. 自動返済
  2. 自由返済

三井住友信託銀行では、上記2種類の繰り上げ返済方式を採用していますが、これは両方とも完全なる固有名詞です。

特に「自動返済」は他の金融機関では見かけない独特なサービスです。

「自動返済」は繰り上げ返済の心理的ハードルや手間を大きく下げるサービス!

公式サイトを見ると、「自動返済」という繰り上げ返済方式は次のように説明されています。

毎月のご返済日当日、ご返済用口座にお客さまがあらかじめ指定された金額を残して、それ以上の残高がある場合に自動的に一部繰上返済するサービス

不動産屋
不動産屋
田島さん。ちょっとよく分からないので、
ここのところ詳しく!
田島
田島
了解です!では、順を追って説明していきます。
「自動返済」を使う場合、まず返済用口座に残したい金額を指定します。
不動産屋
不動産屋
返済用口座っていうのは三井住友信託銀行の口座ですよね?ローン返済専用の口座にするなら、月々の返済額以外は特に残しておく必要性はないですよね?
田島
田島
そうですね。三井住友信託銀行の普通預金をメイン口座にする人は少ないでしょうから、大半の人は返済原資以外は口座に置かない運用をするのではないかと思います。
不動産屋
不動産屋
まぁ、なんか心配だから1万円くらい残しておきたいとかあるのかな。で、それで?
田島
田島
はい。たとえば、毎月の住宅ローン支払い金額が10万円だったとすると、普通は毎月の返済日に10万円が口座から引き落とされていきますね。
不動産屋
不動産屋
そりゃそうですね。
当たり前です。
田島
田島
「自動返済」を使うと、残したい金額以外の口座に入ってる資金が全部自動的に返済に充てられます。
不動産屋
不動産屋
ほー。たとえば口座に30万円入れてて、残したい金額を1万円と設定してたら29万円が返済に充てられるってことですか?
田島
田島
そういうことです!もし毎月の返済額が10万円だったら、10万円は通常通りの返済に充てられ、19万円は繰り上げ返済に充てられます。
不動産屋
不動産屋
なるほど。これを使えば、わざわざ面倒な手続きをしなくても、繰り上げ返済が手軽にできるんですね!
ただ…入金すればするほど繰り上げ返済に充てられちゃうのは、なんかもったいない気もしますね。笑
田島
田島
毎月返済額以上を入金してたら、かなりこまめに繰り上げ返済がなされますからね。笑
「繰り上げ返済するぞ!」と意気込みながら結局できないという声もよくありますので、そういう人が繰り上げ返済をしっかりやるためには効果的なサービスです。
不動産屋
不動産屋
確かに。僕もいざ繰り上げ返済しようとすると腰が重くなります。笑

 

という感じで、「自動返済」を使うと繰り上げ返済の心理的ハードルや、手間を大きく軽減してくれるのが最大のメリットです。

繰り上げ返済をしようと思ったら、その分入金するだけですからね。

もちろん、繰り上げ返済手数料およびサービス利用料は無料です。

田島
田島
実際に「やろうやろう」と思いながら繰り上げ返済に至らない人は非常に多いので、なかなか便利なサービスかと思います。

ちょっと落とし穴!「自動返済」のデメリットとは?

そんな「自動返済」ですが、落とし穴的なデメリットもあると僕は思っています。

ズバリいうと、繰り上げ返済の方式が「返済額変更方式」に限られる点です。

繰り上げ返済には、「返済額変更方式」「期間変更方式」の2種類があります。

  • 「返済額変更方式」…繰り上げ返済により借入残高が減った分、月々の支払い額を減らす方式
  • 「期間変更方式」…繰り上げ返済により借入残高が減った分、借入期間を短くする方式減らす方式

ポイントは、返済負担を減らす効果は「期間変更方式」の方が大きいことです!

繰り上げ返済の方式は上記の2つがあり、お互いにメリットはあるものの、一般的には「期間変更方式」で期間短縮をする方式が好まれています。

田島
田島
特に35年など長い借入期間で借りている人のほとんどは「期間変更方式」を望みます。

都度いずれかの方式を選択できれば申し分ないのですが…「自動返済」のサービスを申し込むと、望まずとも強制的に「返済額変更方式」で繰り上げ返済がされてしまいます。

「期間変更方式」で繰り上げ返済を行っていきたいのであれば、「自動返済」はある意味弊害にもなってしまいますので、使用しない方が良いでしょう(三井住友信託銀行の住宅ローンでは必須の機能ではなく、サービス申込をしなければ適用されません)。

もう1つの「自由返済」っていう繰り上げ返済方式は何ぞや?

三井住友信託銀行の住宅ローンではもう1つ「自由返済」という繰り上げ返済の方式がありますが、難しいことはありません…こちらはインターネットで行う一般的な繰り上げ返済のことを指します。笑

繰り上げ返済手数料は無料で、9:00~21:00の時間帯で土・日・祝日も手続きができます。

ちなみに、店頭で書面のやり取りをする場合には、繰り上げ返済手数料が発生します。

「自由返済」にも2つのデメリットがある

「自由返済」と言いながら完全に自由ではないというデメリットが2つあります。笑

STOPくん

1つ目は、金額にしばりがあることです。

具体的には、元金1万円以上、300万円以内の1万円単位と、利息の清算分を繰り上げ返済に充てるルールになっています。

極端なものではないので、こちらのデメリットは、実際のところそこまで不便さは感じないかと思います。

 

もう1つは、繰り上げ返済の方式が「期間変更方式」に限られることです。

先ほどの「自動返済」は「返済額変更方式」に限られていましたが、「自由返済」の方は「期間変更方式」に限られます。

利息軽減効果の大きい「期間変更方式」を望む人が多いのは事実ですが、時々に応じて“選択ができない”という意味ではこちらは結構なデメリットかと僕は思います。

 

繰り上げ返済についての要点
  • 「自動返済」「自由返済」という2つの繰り上げ返済がある
  • 「自動返済」は返済用口座に入金するだけで繰り上げ返済がされるので、こまめに繰り上げ返済を行うには便利。ただし、方式は利息軽減効果の小さい「返済額変更方式」になってしまう点に注意。
  • 「自由返済」は一般的なインターネットで行う繰り上げ返済。こちらは、方式が「期間変更方式」に限られる。

三井住友信託銀行の住宅ローンに付帯する団信は!?

続いて、三井住友信託銀行住宅ローンに付帯する保険について、団信(団体信用生命保険)をはじめ調べてみました。

まず、死亡、高度障害状態時に住宅ローン残高がゼロになる通常の団信は保険料銀行負担で加入ができます。

こちらはどこの銀行の住宅ローンも付帯してくるものですね。

 

気になるのは、ガンをはじめとする疾病保険の取扱いかと思います。

三井住友信託銀行の住宅ローンの場合、疾病保険は金利上乗せのオプション保険となります。

田島
田島
住宅ローン金利に0.1%~0.3%上乗せで支払う形になります。

年齢別に、

  1. 20歳以上46歳未満向け
  2. 46歳以上56歳未満向け

の八大疾病保険が用意されています。

内容や条件、保険料はプラン毎で異なるため詳細は公式サイトに譲りますが、ここではポイントを解説していきたいと思います!

三大疾病に対する保険条件はやや良い!

三大疾病(ガン、急性心筋梗塞、脳卒中)に対する保険は、プランや年齢によって条件が異なります。

保険内容が一番手厚いプラン(20歳以上46歳未満に限る、金利0.3%上乗せ)では、急性心筋梗塞、脳卒中にかかった場合に住宅ローン残高をゼロとする条件が「所定の状態が60日以上続いた場合」となっており・・・個人的には、他行の条件と比べ、これは“やや良い”と評価します。

ガン保険は、たいていの住宅ローンではオプションで付けられますが、急性心筋梗塞、脳卒中に対しての保険は八大疾病などで括られて「就業不能状態が12ヶ月以上続いた場合」が条件となることが多いです。

そんな中、「所定の状態が60日以上続いた場合」という条件は比較的好条件です。

とはいえ、商品によっては、急性心筋梗塞、脳卒中は「入院」で住宅ローン残高をゼロにする保険も存在しますので、“最高に良い”とまでは言えないと見ています。

八大疾病に対する保険内容、条件は標準的!

三大疾病に高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎を加えた八大疾病を対象とする保険については、保険内容、条件は他行と比べ標準的です。

プラン毎で詳細に若干の違いはありますが、就業不能状態が継続したときに、

  1. <1年間は>毎月の返済分相当額を保障
  2. <1年超継続したら>残高をゼロ(あるいは50%)にする

といった内容です(正確な表現ではないので、プラン毎に詳細はご確認願います)。

生活習慣病に対する住宅ローン付保保険では、1年以内は月々の支払いのみ保障、1年経過するようなら住宅ローン残高の全額(あるいは半額)を保障とする内容は一般的です。

入院保障が付いてくるプランもあるゾ!

保険内容が一番手厚いプラン(20歳以上46歳未満に限る、金利0.3%上乗せ)には、八大疾病に関わらず、「入院したら保険金がもらえる」という入院保障も付いてきます。

  1. 入院時:10万円
  2. 入院中の返済日(2ヶ月目まで):返済額相当金額
  3. 入院2ヶ月継続:30万円

回数に上限はありますが、ケガでの入院であっても上記の金額が支払われる保険ですので、結構お得です。

入院が多い人(?)にはかなり魅力的かもしれません。

 

団信、保険についての要点
  • 通常の団信は、銀行が保険料負担で付保される。
  • 疾病保険はプラン別に0.1%~0.3%の金利上乗せ方式。
  • 年齢(46歳未満か以上か)によって、加入できる保険のプランが異なる。
  • 急性心筋梗塞、脳卒中に対する保険条件はやや良い。
  • 八大疾病に対する保険条件は標準的。
  • 入院保障は結構お得。ただし、保険内容が一番手厚いプラン(20歳以上46歳未満に限る、金利0.3%上乗せ)にのみ付いてくるもの。

三井住友信託銀行の住宅ローンに付保できる保険は、保険内容、条件は決して悪いものではありませんが、いずれも金利上乗せの保険ですので、他行と比べて特筆すべき内容ではないと個人的には思います。

後述しますが、子会社の住信SBIネット銀行の方が、八大疾病保険が無料で付いてくるのでお得感が大きいです。

落とし穴!?三井住友信託銀行の口座って入金が不便なのでは?

三井住友信託銀行で住宅ローンを借りる場合に少し気になるのが、店舗数が多くないので返済用口座への入金が手間なのでは?という点です。

田島
田島
毎月、振り込みで入金するのでは手数料もさすがに気になるな…

実際、メガバンク3行と比べるとATMの数は圧倒的に少ないです。

特に地方では、県内に1、2店舗しかないというケースもザラにあります。

 

ところが、銀行側もその課題を認識しているのでしょう…「ラクラク入金」というサービスで利便性を確保されています。

このサービスは、簡単にいうと

  • ゆうちょ銀行
  • セブン銀行
  • E-net(イーネット)

のATMであれば手数料無料でクレジットカード入金が可能というサービスです。

郵便局とセブンイレブンは店舗網が非常に広いですし…

E-netはファミリーマートをはじめ、多くのコンビニエンスストアで採用されているので(対象チェーンでも、E-net以外のATMとなっていることもあります)、たいていの場合はカバーができるかと思います。

 

あとは、返済額分は給与振込口座にしてもらったり、返済資金をあらかじめまとめて入金しておくなどの工夫を施せば、入金の不便さは解消できるかと思います。

三井住友信託銀行の住宅ローン審査は厳しいという口コミがあるけど・・・?

僕が付き合っていた不動産業者に聞いた話ですが、やはり相当に審査は厳しいようです。

とはいえ、無理のない借入内容であれば問題なく通るとのことなので、状況次第なのでしょう。

田島
田島
銀行も本音は“貸したい”なので、申込内容に無理がなければどんな銀行でも審査は通るものです。

ちなみに三井住友信託銀行ってこんな会社!

bank

三井住友信託銀行は、2012年に住友信託銀行と中央三井信託銀行が合併してできた、信託業務では国内トップの信託銀行です。

田島
田島
「メガ信託」という看板で、3大メガバンクグループに対抗しようとしている独立系の金融機関が三井住友信託銀行です。

合併前の中央三井信託銀行は、三井信託銀行、中央信託銀行、北海道拓殖銀行が合併してできた銀行だったので、現在は行内では大きく4派閥に分かれているらしいです。

ちなみに、三井住友フィナンシャルグループの傘下ではなく、三井住友銀行とは無関係で。特に、SMBC信託銀行と混同しやすいので要注意です。

  • 三井住友信託銀行→独立系の信託銀行
  • SMBC信託銀行→三井住友フィナンシャルグループ傘下の信託銀行

住宅ローンには力を入れている!?

あまり口座を持っている人が少ない銀行ですが、だからこそ住宅ローンには相当力を入れている模様です。

というのも、個人取引では、富裕層や老後家族の資金運用、遺言などがメイン商材になってきますが…これまでに取引したことのない銀行に大きなお金を預けたりするのは心理的に抵抗がありますよね?

そこで、若いときに住宅ローンから取引を始めて、取引基盤を作っていこうという狙いが三井住友信託銀行にはあります。

田島
田島
信託銀行には不動産、信託商品、遺言など富裕層個人に提供できるメニューがワンストップで揃っています。

だから、住宅ローンでは採算が悪かろうが、他行よりも魅力的な金利を提示しているのです!

住信SBIネット銀行とはどういう関係?

住宅ローンではネット銀行系で住信SBIネット銀行という銀行も人気ですよね!

田島
田島
このページにたどり着いているのであれば、恐らく住信SBIネット銀行の住宅ローンの内容もご存知かと思います。

実は、この銀行は三井住友信託銀行の子会社です。

「住信」という冠が付いているとおり、元々は住友信託銀行の完全子会社であった住信オフィスサービスが、2006年にSBIホールディングスから出資を受けてネット銀行業務を始めたという経緯があり、現在の株主構成は三井住友信託銀行50%、SBIホールディングス50%となっています。

 

住信SBIネット銀行が販売している住宅ローンは「三井住友信託銀行のネット専用住宅ローン」と称していて、住信SBIネット銀行は三井住友信託銀行の代理業者として住宅ローンの受付を担っています。

そのため、住信SBIネット銀行と三井住友信託銀行の住宅ローンは、商品設計が非常に似ています。

 

ところが!

 

この2行でも異なる点がいくつあります。

住宅ローン選びのポイントとなってくる相違点は、主に以下の3点です。

  1. 金利はやや三井住友信託銀行の方が低い(変動金利はほぼ同水準)
  2. 住信SBIネット銀行は融資手数料型のみのプランしかない
  3. 住信SBIネット銀行は全疾病保険に無料で加入できる

特に、3つ目の保険が一番の違いかと個人的には思います。

三井住友信託銀行の住宅ローンに付保する場合金利0.2%上乗せくらいの内容の保険が、住信SBIネット銀行ではなんと無料で付けられるのです!

特に住宅ローンの変動金利は両行ほぼ同水準なので、0.2%分の保険が付いてくるのはかなり大きいですよね。

ネット手続きに抵抗がないのであれば、住信SBIネット銀行を選んだ方が断然得だと僕は思っています。

田島
田島
店舗手続きより、ネット手続きの方が銀行もコストがかからないので、ネット商品の方が商品性が良いのが普通です。

>住信SBIネット銀行の公式サイトはコチラ

まとめ

以上、三井住友信託銀行の住宅ローン、徹底調査の結果でした!

だいぶ多岐にわたりましたので、最後に要点だけ振り返りたいと思います。

まとめ
  • 【金利水準】は破格レベルで申し分なし(特に変動金利)。
  • 【手数料】テーブルは標準的。“融資手数料型”と“保証料型”の2つから選択できるのが特徴。
  • 【繰り上げ返済】は「自動返済」と「自由返済」の2方式がある。都度、繰り上げ返済方式を選択できないのが難点。
  • 【保険】は「入院保障」など独自の強みもあるものの、特筆する程の特徴はなし。子会社の住信SBIネット銀行の方が魅力的に映る人が多いと思われる。
  • 【返済用口座】は独自ATMは少ないが、「ラクラク入金」を使えばそこまで不便は感じないはず。

金利は低いですし、大きな問題点になる要素は見当たりません。

審査は厳しめですが、人気行の1つですので、気になっているのであれば積極的に仮申込をしてみましょう!

 

ただ…多くの人にとっては、三井住友信託銀行を選ぶなら、ネット専業の住信SBIネット銀行を選んだ方がメリットは大きいと個人的には思います。

金利や手数料に差がほとんどないなら、八大疾病保険が無料で付いてくる方が圧倒的に得ですからね。

 

住信SBIネット銀行ではなく、三井住友信託銀行を選ぶべきなのは、

  • 金利が多少高くなっても、「借入期間が短い」or「元金均等返済を選択する」ため、手数料が低い“保証型”のプランを選びたい(=ネット銀行の融資手数料型を選ぶデメリットが大きいケース)
  • 「自動返済」という繰り上げ返済方式を積極的に使っていきたい
  • 入院が多いので、金利0.3%分を支払ってでも「入院保障」を保険に加えたい
  • 詳細に説明を聞きたく、対面での手続きを希望している

こういうニーズを持っている人になってくるかと思います。

田島
田島
住信SBIネット銀行の住宅ローンと比べると、ややニッチなニーズをお持ちの方に好まれやすい内容になってきます。

 

 

なお、「三井住友信託銀行」の住宅ローンは店頭での申込になるので、来店予約をする必要があります。

>「三井住友信託銀行」の住宅ローン内容を確認して、来店予約を行う

「住信SBIネット銀行」の住宅ローンは、そのままインターネットから仮申込が可能です。

>「住信SBIネット銀行」の住宅ローン内容を確認して、仮申込を行う