住宅ローンの選び方

住宅ローンの審査が甘い金融機関とその理由をまとめてみた!

住宅ローンの審査が通らない!審査が甘い金融機関はどこなの?

という疑問に、このページではお答えしていきます。

なお、住宅ローンの審査基準については、こちらの記事で解説しました。
審査の考え方がよく分からないという方はこちらもご参考にお読みください。

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住宅ローンの審査が通らず悩んでいるなら、①地方銀行、②信用金庫・信用組合、③フラット35に事前審査を申込しよう!

結論からいうと、程度にもよりますが、住宅ローン審査に苦戦しているなら、

  • 地方銀行
  • 信用金庫・信用組合
  • フラット35

この3つに事前審査を申し込むことをお勧めします。

地方銀行から1つ、信用金庫・信用組合から1つ、フラット35から1つ選択する形です。選定基準は、金融機関の形態さえこの通りなら、金利の低いところを選んで大丈夫です。

以下、各形態の審査セクション、特徴について解説していきます。

①地方銀行の住宅ローン審査

地方銀行の住宅ローン審査はネット銀行、メガバンクに比べると甘いといえます。

少し悪い言い方をすると、彼らはブランド力や宣伝広告が相対的に劣るため、案件獲得に前のめりになってくるからです。

「金利は高い、審査は通らない、ブランド力はない」そんな住宅ローンに申し込む人なんてほとんどいないですよね。

田島
田島
この状態だと本当に案件が来ません。

だから、地方銀行でも金利をかなり下げて大手に対抗してくるところもあれば、柔軟な審査対応でメガバンクなどの審査を通過できなかった人をターゲットにしているところもあります。

 

地方銀行の住宅ローンでは、審査セクションは大きく分けて3通りありますので、それぞれの特徴を知っておきましょう。

いずれもネット銀行やメガバンクに比べてると審査は甘い傾向はありますが、中でも3つ目に紹介する「地域貢献目的の保証会社」が審査をしているケースが狙い目です。

❶銀行独自の保証会社(子会社)

一般的なのがこのパターンです。自社で信用保証を専門に行う子会社を作って、客観的な視点で審査を行います。

とはいっても、結局は同じ系列の会社なので自社内で審査を行うのとたいして変わりません。保証会社で働いている人のほとんどは、自社から出向している人です。

  • 武蔵野銀行→ぶぎん保証
  • 千葉銀行→ちばぎん保証

❷銀行内の審査セクション

保証会社を使わずに、自分の銀行内だけで完結するスタイルの銀行もあります。

このスタイルの場合、柔軟な審査対応をしてくれるかどうかというと
…さほど変わらないのが実態です。

“審査部”といった、後ろ向きに案件を見るセクションが判断する点は変わらないからです。

田島
田島
保証会社も、銀行の審査部もやっていることは同じです。

気持ち営業寄りの目線になる可能性はなきにしもあらずですが、決して「保証会社を使わない=審査がザル」ではないので認識を間違えないようお気を付けください。

  • 東京スター銀行
  • 京葉銀行

❸地域貢献目的の保証会社

主に第二地方銀行の住宅ローンで使われる保証会社ですが、地域社会への貢献を目的に特定の地方内で共同事業として運営されている保証会社があります。

こういった保証会社は利益よりも地域貢献色が強いので、審査もそういった目線になってきます(狙い目です)。長くその銀行と付き合いをしてきた人などは特に有利です。

借入金利は全般的には高くなりますが、十分に水準の低い銀行もあります。

  • きらやか銀行、北日本銀行、仙台銀行、福島銀行、大東銀行→東北総合信用保証
  • 愛媛銀行、高知銀行、徳島銀行、香川銀行、大正銀行→四国総合保証

➁信用金庫・信用組合の住宅ローン審査

信用金庫、信用組合は第二地方銀行よりもさらに知識密着型の組織になります。

対象を、地域居住者や組合員に取引を限定しているケースも少なくありません。

保証会社を利用しない住宅ローンも存在していますが、「しんきん保証基金」あるいは「全国保証」の保証を前提とするのが一般的であり、この2社が審査のメインです。

❶しんきん保証基金

信用金庫のビジョンの1つである「豊かな国民生活の実現」をさせるべく、設立された機関です。全国の信用金庫および信金中央金庫が会員となっています。

そもそもの審査目線は地方銀行などよりも甘いのに加え、
信用金庫との取引状況や、信用金庫からの推しを考慮して審査が行われます。

>しんきん保証基金のホームページはこちら

❷全国保証

いかにも公的な機関に見える名前ですが、実は東証一部に上場している民間企業です。

申込内容に応じて保証料が変わってくるのが特徴です。内容が良い人は割安の保証料になり、そうでない人の保証料は高くなります。保証料が上がるものの、審査NGとならないゾーンがありますので、他で審査落ちをしても引っ掛かる可能性が出てきます。

>全国保証のホームページはこちら

➂フラット35の住宅ローン審査

「フラット35」とは、各金融機関と住宅金融支援機構が提携して取扱いしている全期間固定金利の住宅ローンです。

「住宅金融支援機構の住宅ローンを、各金融機関が仲介して提供する」という説明の方が分かりやすいかもしれません。

フラット35はどこの金融機関に申し込んでも、審査をするのは住宅金融支援機構なんですが・・・この審査が非常に甘いです!

形式的な審査条件をクリアしていればたいてい通過できます。

しかもこの形式面にも甘いポイントがありまして、フラット35の場合、審査金利実行月の金利になるんですね!

“審査金利”というのは、審査上の返済額を計算する際に使われる金利で、
一般的には3~4%の金利が使われています。

田島
田島
通常は、金利上昇のリスクを考え、適用金利よりもかなり高い水準を基に審査は進められています。

フラット35の場合には、今の金利情勢だと1~2%の金利で審査を行ってくれるので、民間の金融機関での審査より返済負担率が良い数字となるんです。

田島
田島
フラット35は担保評価額がどうこうといった実態的な側面がなく、形式面でも有利という、審査的には非常に都合が良いです。

昔は、審査に通らないならフラットで!という様なややマイナスなイメージがありましたが、現在は金利もかなり低くなっており、固定金利を希望している方であれば選択肢としては全然悪くないポジションになっています。

 

ただし、フラット35も審査面のデメリットが2つあります。

1つは、住宅金融支援機構は本審査のみしか対応しないこと。間に入る金融機関が事前審査を受けてはくれますが、審査セクションではないのであまりアテにしてはいけません。
つまり、本番一発勝負になります。

もう1つは、比較的審査に時間がかかること。書類も厳密にチェックされるので、急ぎ対応にはあまり向きません。

田島
田島
所謂“お役所感”があることはご承知置きください。個人信用情報や担保不適格などの落とし穴に引っ掛かる懸念をギリギリまで消せません。

 

ここまで紹介してきた3パターン(➀地方銀行、②信用金庫・信用組合、③フラット35)への申込で、あなたのお住まいがどこであれ、かなり審査基準の甘いコースに攻め込めるはずです。

メインにお伝えしたいことはここまでですが、その他、審査のゆるい部分についてのちょっとした豆知識を以下お届けしてきます!

金利の高い住宅ローンは審査が甘い傾向にあり!

このサイト内でも何度もお伝えしていることですが、リスクとリターンというのは基本的に表裏一体なものです。

借入金利が高いということは、金融機関側から見るとリターンが大きいことを意味するので、同時にリスクも少し許容する姿勢となります

つまり、

  • あまり通したくない案件も拾う
  • 審査が甘くなる

ことを意味します。

全部が全部、リスクとリターンが比例関係にある訳ではありませんが、傾向としてはそうなっていますので、
借入金利が高めの住宅ローンを提供しているの金融機関は審査が甘いかもしれないとお考えください。

以下に極端な例を2つ紹介します。
フラット35でもNGだった場合には、こちらの申込もご検討ください。

➀スルガ銀行の住宅ローン

スルガ銀行は静岡県に本社を置き、全国展開している地方銀行です。

融資態勢にちょっと問題が囁かれておりますが…
個人信用情報関係で他行謝絶となった申込でもスルガ銀行さんに拾ってもらったという話は結構至るところで聞きます。

ただし、金利は4%とかというケースがザラにあります。

>スルガ銀行の住宅ローンはこちら

②三井住友トラストローン&ファイナンスのホームローン

三井住友信託銀行系列のノンバンクです。

ここは担保中心の考え方をしているので、土地所有の建物新築資金や、自己資金を多く出せるという状態であれば、かなり厳しい内容でも前向き考えてくれます。

こちらも金利4%台は覚悟してください。

>三井住友トラストローン&ファイナンスのホームローンはこちら

田島
田島
いずれも金利は他の住宅ローンと比べるとかなり高いので、本当に最終手段になります。

住宅ローンの申込基準と審査基準は別物!

たまに住宅ローンの申込基準を見て、

  • 年収100万円から対象だから、収入面は幅広に見てくれる
  • 勤続年数6か月から対象だから、転職は目をつぶってくれる

という解釈をされる人がいますが、「申込基準」と「審査基準」は全くの別物です。

入口のハードルが低いから審査が甘いってことはありませんので、
淡い期待を抱かないようご注意ください!

田島
田島
逆に、申込基準外であっても、背景がしっかりしていれば審査に通る可能性はあります。

自身の預金残高の多い金融機関は審査が甘くなる可能性あり!

特に信用金庫などで効果を発揮しやすいことですが、
ご自身の預金残高はプラス材料になります。

万が一に住宅ローンの返済がされなくなったときに、返済用口座と別であっても普通預金に残高があれば、金融機関はそこを取り押さえることができますし、
長年普通預金に残高が置いてある人は、それだけ資産を持ってきた信頼があります。

金融機関としても、お客さんと住宅ローンだけの付き合いをしたい訳ではなく、
そこから資産運用だったり、カードローンだったり他の取引を広げたいので、
付き合いが長い人は大事にしていきたいという思惑もあります。

住宅ローン審査に苦戦している人のアクションプランまとめ!

まとめです。

恐らく、こちらのページをご欄の方は、

  • 既にどこかの金融機関に住宅ローンの申込をして審査落ちした
  • これから住宅ローンの事前審査を行うつもりだけど、あまり自信がない

といった方が多いでしょうから、そういった方が取るべきアクションプランとして整理しました。

まず、審査のことが未だによく分からないという方はこちらの記事をご一読ください。金融機関内では、具体的にどういう目線で審査をしているのかをまとめています。

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大体分かるよ!という方は、このページで紹介している通りに審査難易度別に分けて複数行に事前審査を申込しましょう

事前審査の申込組み合わせ

❶地方銀行

❷信用金庫・信用組合

❸フラット35

現時点でフラット35に申込するための書類が揃っていない場合には、
地方銀行の申込を、➀金利が低い有名行、②地域密着型の第二地方銀行に分けて申込しましょう。

これでも審査が通らない場合(信用情報に傷有りなど)には、スルガ銀行や三井住友トラストローン&ファイナンスを検討します。

 

ちなみに、事前審査の際には「住宅本舗」の一括仮審査申し込みサービスを利用するのが便利です。

各行の金利情報などもタイムリーに整理されていますので、ここを見ながら進めたら簡単です。