住宅ローンの選び方

住宅ローンの事前審査を複数申込するデメリットを絞り出してもほとんど出てこなかった。

こちらの記事でも紹介している通り、住宅ローン選びにおいては、事前審査を複数行に出して最も条件の良いを引き出すのが鉄則だと僕は考えています。

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その際気になるのが、事前審査に手数料はかかりませんが、他に何かデメリットはないのか?という点です。

この度、事前審査を複数申込するデメリットについて、調べに調べ、考えに考えてみました。

【結論】住宅ローンの事前審査複数申込にはデメリットがほとんどない!

まぁタイトルに書いてある通りなんですが、事前審査を複数の金融機関に申込してもデメリットはほとんどありません。

住宅ローンの事前審査申込って、いわば“見積り依頼”なんですね!

  • 借入金額はいくらまでOKか?
  • 借入期間は何年までOKか?
  • 適用金利は何%になるか?
  • 購入物件の担保評価は適正か?

このような事項について…

発注するかどうかは検討中だけど、見積りだけお願いします!

と依頼しているに過ぎないのです。

なので、事前審査の複数申込相見積もりを依頼している状況になります。

田島
田島
本審査まで行ってしまうと“発注”に近い意味になります。

普通、大きな買い物をする際、相見積もり取りますよね?
そのときのデメリットって、全くないことはないですが…
「面倒くさい」とか「営業がしつこい」とかその程度ではないでしょうか?

人生で一番大きな買い物になるだろうマイホームの購入資金を少しでも好条件で調達できるのであれば、そんなデメリットはほん~の僅かなものでしかありません。

その僅かなデメリットのために、大きなメリットを失う方が余程もったいないかと思います。

想定され得るデメリットは4つ挙がってきたが…

とはいえ、全くデメリットがない訳ではありません。

この度、事前審査を複数行に依頼するデメリットについて改めて自分の頭を整理し、色々とリサーチしてみたところ、デメリットになり得ることが4つ出てきました。

  1. 手間がかかる
  2. 個人情報が金融機関に渡る
  3. 個人信用情報に金融機関の閲覧履歴が残る
  4. 一度審査に落ちるとリカバリーが難しい場合がある

ただし、既に結論は言ってしまっていますが、いずれもインパクトの小さいデメリットです。

個別に説明していきます。

デメリット➀:手間がかかる

まず単純に、事前審査にかかる手間は確かにデメリットです。

申込して、審査対応をして、各行からの回答を管理してと…
申込書は項目が非常に多いですし、用意する書類も少ないとはいえない量があります。

申込を受けていた立場から見ても「大変なんだろうなぁ」と思っていました。
実際のところ、申込書の項目がきちんと埋まっていたり、書類が全て揃っているような正確な申込は、2件に1件もなかったと思います…。

田島
田島
皆さんが苦労している様子がよく窺えました。

 

ただですね…。

 

そのくらいの然るべき手間はちゃんとかけましょう!

 

申込をするのに手数料がかかったり、何時間も並んで待ったりする訳ではありません。

15分くらい頑張れば金利が0.1%引き下げになるかもしれないんですよ?
それだけで総額30万円とか変わってきます。時給100万円に相当するような内容が、ただ申込書を書いて書類を揃えるだけなんですから、こんな割の良い作業はないですよね。

総額で何十万円も何百万円も変わってくる話なので、そのくらいの努力はするのが当たり前だと僕は思います。

 

 

ちなみに、今は事前審査一括申込サービスといった便利なサービスまで出てきているので、こういった手間もだいぶ軽減されてきています

デメリット②:個人情報が金融機関に渡る

住宅ローンの事前審査では氏名や住所はもちろんのこと、勤務先や年収といったセンシティブな情報までも金融機関に伝えなければなりません。

申込件数が多い程、そういう情報を渡す相手が増えるのはデメリットといえるでしょう。

申込人
申込人
このご時世、どんなところで情報流出がなされるか分かりません。

とはいえ、相手は金融機関ですから情報管理レベルは極めて高いです。

管理体制は二重にも三重にもなっていますし、社員の管理意識も非常に高いです。

僕は銀行から異業種に転職した身ですが、銀行の“防御力”はさすがだなぁと改めて痛感しています。

 

あと、申込をすると色んな営業を受けることになるのかも?という不安もよぎるかもしれませんが、事前審査の申込人に住宅ローン以外の商品がセールスされることはまずありません

契約時にはカードローンだったり、投資信託の案内があるかもしれませんが、
“見積り”の段階にいるお客さんに他の商品をするなんてナンセンスなことをする人はさすがにいません(そんなことしていたら多分クレーム多発ですしね…)。

事前審査通過後に「状況どうですか?」というフォロー電話くらいは入ってくるかもしれませんが、住宅ローンは案件数が多いのでそれすらないのが大半です。

デメリット③:個人信用情報に金融機関の閲覧履歴が残る

事前審査では金融機関が申込人の個人信用情報を閲覧し、その履歴が記録されます。

もしかしたら耳にされたことがあるかもしれませんが、金融機関の閲覧履歴がたくさん残っていると審査に通らなくなるという噂があります。

 

結論から言うと、この噂を気にする必要はありません

 

確かに10行も20行も閲覧履歴が残っていたら異常ですし、毎月別の金融機関の履歴が付いていたら「この人審査通ってないんだろうなぁ」と見えますが、
常識の範囲内で5、6行の閲覧履歴があっても何もおかしいことはありません。

金融機関も、複数申込を皆が行っていることをもちろん知っていますので。

 

仮に大量の閲覧履歴があったとしても、実は、閲覧履歴だけを理由に審査で否認することは不可能なんです。

金融機関が申込案件を謝絶するときや減額するときというのは、社内で必ずその理由を文字で記録しています。そして、その記録は金融庁検査社内の内部監査で問題がないかが定期的にチェックがされます。

田島
田島
ものすごく社内の雰囲気がピリピリする瞬間です。

そこに「個人信用情報に多数の閲覧履歴があったため」とか「他行で謝絶されていると思われるため」なんていうふざけた理由が書いてあったら、真っ先に吊し上げの刑ですね。

“防御力”を重視する人達はそんな審査否認をすることはありません。

田島
田島
“金融円滑化”を推進している中、合理的に理由なしに謝絶や減額をしていたら、金融庁にボコボコにされます。記録が残っていないという事態であれば、もってのほかです。

なので、普通に活動している限り、このデメリットはデメリットとして捉える必要はないのでご心配なく。

デメリット④:一度審査に落ちるとリカバリーが難しい場合がある

これも実態としてはデメリットとは言い難いのですが、無理矢理絞り出してみました!

一度審査に落ちた金融機関に、もう一回トライしても結果は同じということです。

住宅ローンの事前審査では、審査に通るか通らないかギリギリのラインにある場合、タイミングや担当者次第で合否が分かれるケースがあります。

これが悪い方向で結論が一度出てしまった場合、タイミングや担当者が変わっても結論は覆らないということです。

田島
田島
もちろん数年経ったあとだったり、否認された理由が解消されたりした場合は話は別です。

ただし、これについてはいつがベストタイミングなのか、誰が優秀な担当なのかというポイントが事前に分かりっこありません。

複数の金融機関にまとめて事前審査を出すと、撃てる弾が減ってしまうという意味ではデメリットになりますが、場合によっては逆にいいタイミングを捉えるかもしれませんので、必ずしもデメリットとは言い難いです。

田島
田島
正直なところ、「運」による要素が強いです。

まとめ

以上、住宅ローンの事前審査を複数申込する際のデメリットについて整理してみましたが、正直1ページもいらないくらいの内容でまとまってしまいました!

強いていうと一番のデメリットといえば「手間」でしょうが、これについても紹介している事前審査一括申込サービスを活用すればたいぶ軽減することができます。

複数申込の不安が取り除けたら、いざ申込してみましょう!